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100均の製菓道具を色々紹介してきましたが、今回は「あると便利な道具」編です。(2024.5追記)
過去記事はこちら
→①ジェノワーズ型編
→③カヌレ型編
→⑤基本の道具編
→⑦タルト型編
毎回使うわけではないもののために高い買い物をしたくない場合、それが100均で売っていると助かりますよね。
今回はそういった道具を紹介します。
他の店と同じクオリティなもの〜長く使う場合は本格的なものを買った方がいいものまで程度は様々ですが、どれも十分使えます。
・スポンジカット補助具 Seria「スライサーエイド ブラウン」
・ルーラー Seria「クッキールーラー」
・パレットナイフ ダイソー「木柄スパチュラ」
・三角コーム Seria「ステンレス三角コーム」
・シルパット ダイソー「シリコーンマット」
・シルパン Seria「シリコーンメッシュシート」
※シリコーンマットだけ税抜200円です。
スポンジカット補助具
ジェノワーズを同じ厚みにスライスするための道具です。
この補助具か、後述のルーラーを使うと綺麗に切れます。
一般的には400~700円ぐらいです。
Seria「スライサーエイド ブラウン」(2個セット)
左は製菓専門店で買ったもの。
はっきり言って色が違うだけです。
製菓専門店で買った方には説明は一切書いてなかったので、袋に使い方が書いてあるSeriaの方が親切です。
包丁に取り付けて使います。
6mm〜30mmまで、6mm単位で5段階の厚みにできます。
他の店のと全く同じものなので、補助具が欲しければSeriaで買うのをおすすめします。
ルーラー
ルーラーは同じ厚みの2本の棒です。
先ほどの補助具と同じようにジェノワーズを同じ厚さにスライスしたり、クッキー生地を均一な厚さに伸ばす時に使います。
製菓専門店では様々な厚みのものが、アクリル製だと300円〜、金属製だと数千円〜ぐらいで販売しています。
100均にあるのは5mm厚のものです。
Seria「クッキールーラー」(2本セット)
製菓専門店で売っているのは最低でも全長40cmですが、これは30cmと少し短めです。
仕事で使う場合は生地量が多く重しにすることもあるので、長くて重い金属製の方がいいですが、家庭では軽い素材や全長30cmでも特に不具合はないと思います。
生地の両サイドにルーラーを置き、その上を麺棒で伸ばせば均等な厚さに伸ばせます。
複数セット買って重ねれば1cmや1.5cm厚にも対応できます。
私はあまり5mm厚に伸ばすことがなく、5mmのルーラーを持っていなかったのでちょうどよかったです。
追記:3mm厚のものも発売されていました。
パレットナイフ
パレットナイフを初めて使う人にとっては、100均のものでも違和感はないと思います。
普通に使えるので、とりあえずパレットナイフが欲しいのなら100均のものでも問題ありません。
ただし高いパレットナイフと比べると、薄さやしなり具合に差があります。
ダイソー「木柄スパチュラ」
全長26.5cm 刃渡り16cm
直径15cm(5号)までのナッペには十分使えます。
(6号でも塗るのは塗れますが、短いので仕上げで表面に跡が残りやすくなります)
仕上がりもいつものパレットナイフと変わりません。
上:マトファー 下:ダイソー
有名メーカーのマトファーのものと比べると、ダイソーのものは刃が分厚く、全然しなりません。
クリームをすくいとったり、ケーキの下に差し込んで移動させるのは、やはりマトファーのものの方がやりやすいです。
Seriaやキャンドゥにもパレットナイフがあり、刃の固さは大体同じぐらいです。
キャンドゥはダイソーと同じ長さですが、Seriaのは少しだけ短いです。
Seriaにはもう少し小さめのL字パレットもあります。
ホールケーキには上で書いたような長さのあるまっすぐなパレットナイフがいいですが、マフィンやココットのような小さなお菓子をよく作るのならこちらの方がいいかもしれません。
三角コーム
クリームの表面に筋をつける道具です。
基本の道具編で紹介したダイソーの「ベーキング絞り袋セット」にも入っていますが、単体で買うならSeriaにあります。
Seria「ステンレス三角コーム」
4mm、6mm、13mmピッチで一辺の長さが11cmです。
私がいつも使っているのは、20年ぐらい前に買ったドレッジセットに入っていたプラスチック製のものです。
それでも十分満足していましたが、ギザギザの大きさは全く同じなので、次からはより鋭利で衛生的なこちらに代えようと思います。
シルパット
焼くときのクッキングシートとして使ったり、飴細工の時に下に敷いたり、生地をこねるマットとして使ったりできます。
輸入物のシルパットは安くても3000円ぐらいはするので、cottaが千円台で出した時も驚きましたが、これが200円とはいえ100均で買えるようになったのは衝撃です。
ダイソー「シリコーンマット」税抜200円
サイズ:24cm×36cm
耐冷/耐熱温度:-30℃〜230℃
大きさは私の使っているオーブンの天板にぴったりでした。
見た目も感触も一般的なシルパットと特に大きな違いはありません。
100均でこのクオリティはすごいです。
業務用と比べても使用感は申し分ないです。
シルパットは消耗品ですが、2000回ぐらいは使用できるので、家庭ではそう頻繁に買い替えるものでもないです。
ダイソーのものが一般的なものと同等の耐久性があるかは現時点では分かりませんが、特に目立った違いが見られないので、見つけたら間違いなく買いだと思います。
シルパン
表面がツルッとしたシルパットに対して、シルパンはメッシュ状になっているシートで、主にクッキー生地やタルトを焼くときに使います。
メッシュの穴から余分な油が下に抜け落ちるので、クッキングシートなどで焼いたときに比べて非常にサクサクに焼き上がります(初めてシルパンを使った人なら多分感動するレベルです)。
専門店での価格はシルパットと同じぐらいですが、それが小さいサイズとはいえSeriaで買えるようになりました
Seria「シリコーンメッシュシート」
サイズ:18×24cm
耐熱温度:200℃
大きさはダイソーのシルパットのちょうど半分です。
私の使用している一般的な家庭用オーブンレンジの天板の大きさがシルパットと同じなので、天板1枚につき2枚必要になります。
お持ちのオーブンのサイズによりますが私の場合、値段が倍になっていいので倍のサイズで出して欲しかったです。
触った感じはシルパットと同じく業務用と大きな差は感じませんでした。
フチの部分はメッシュではないので、1枚の天板に2枚以上使う場合はメッシュ部分の面積が少なくなります(=1天板あたり焼ける数がクッキングシートなどを使用した場合に比べて少なくなる)。
実際に使ってみてもちゃんとサクッッサクに焼けます。
シルパットで焼いた場合はクッキーの裏の焼き色がまだらになりますが、シルパンで焼くと変な浮きがないので、平らで均一な焼き色になります。
洗うのはシルパットより大変ですが、仕上がりが全然違うので、クッキーを作るならシルパンは本当におすすめです。
イマイチな点は大きさだけなので、こちらも見つけたら買いだと思います。
最後に
長く使うならパレットナイフはいいものを買うのをおすすめしますが、それ以外は一般の店で売っているものとあまり差はないと思います。
一昔前では考えられないぐらいクオリティが高いので、ぜひ探してみてください。